ハウススタジオ型の写真館ってなに?
人生の節目に、写真撮影をする人は少なくありません。例えば子供の場合は入学や卒業、七五三などがこれに該当するでしょう。大人でも、社会人になった場合や還暦を迎えた場合あるいは結婚などで写真撮影をすることが多くなっています。そして大事な節目の撮影は、やはり写真館を利用するのがおすすめで、最近ではハウススタジオ型のものが流行しています。
そもそもどのような流れでできたのか
従来、札幌で写真撮影をすることができる場所はほとんどがフォトスタジオと呼ばれる写真館でした。昭和のころは個人でおこなっていたお店も多く商店街などに行けば必ずと言っていいほどそのようなお店があったわけです。
平成に入ってからは、少し趣きが異なり個人でおこなっているお店は減少してきました。なぜかといえば、チェーン店が増えたからです。チェーン店の魅力は、個人でおこなっているところに比べるとサービスが良く格安な点でしょう。また、資本力がありますのでインターネットや新聞媒体そしてチラシなどでも多くの宣伝をすることができています。結果的に、個人の店では客足が遠のいていったのです。
ただ、それと同時に顧客の方も価値観が多様化してきています。すでに、チェーン店などでは飽き足らなくなって来たお客さんも増えてきたことから、新たな魅力のある方向性が模索されていました。そこで出来上がったのが、ハウススタジオと呼ばれるものです。
この特徴は、一件の住宅をリノベーションしているものが多いことです。近年は、少子高齢化の問題により空き家の問題が増えてきました。そこに目を付けた業者が、住宅を購入しそこをリノベーションしてハウススタジオにしてしまったわけです。個性的な写真撮影をしたいと考えている人は、あえてリノベーションしたスタジオを利用することでさまざまな魅力ある写真の撮影に成功しています。
自然光を取り入れた美しい写真が仕上がる
ハウススタジオの特徴は、従来のチェーン店のお店とは異なりさまざまな撮影が期待できることです。従来のフォトスタジオの場合には、背景は何種類かありますが、おおむねその背景は決められていました。
3種類ぐらいからある背景を選び、その中でバックの色や小物を少しずつ変えてバリエーションを増やしていく形になります。もちろん、特別なこだわりがなければこの撮り方でもかまいませんが、何度も写真撮影をするとワンパターンに感じてしまう場合があります。
そこで、リノベーションをして改造した形の家全体を利用すれば、その被写体にあった場面を作り出すことができるでしょう。例えば、部屋の中で撮影しても問題ありませんが、外の窓を開けて自然の光をいっぱいに入れた状態で写真撮影をすることにより、その空気も一緒に写真の中にパッケージングすることができるようになります。写真を開いた瞬間、背景も含めて当時の空気まで感じることができるでしょう。
つまり、ハウススタジオで撮影する写真の多くは、自然な状態のものを撮影することに成功しています。庭と一体化しているところも多く、庭で撮影をすることも可能です。また、庭に出なくても窓を大きく開けておくことで写真の中に外の風景を映し出すことも可能になりました。
このように、当たり前ように思えてできなかったことができるようになったわけです。そのため、写真にこだわりがある人にとっては魅力的な場所といっても過言ではありません。
撮影したデータをもらうことも可能
ハウススタジオでは、撮影したデータをそのままもらうこともできますので、一度データがもらえるかどうかを聞いてみると良いでしょう。場合によっては、料金の中にその費用が含まれている場合もあります。
もらったデータの使い方として、一つは記念として取っておく方法が挙げられます。この方法ならば、見たいときにいつでも台紙以外に撮影した写真を見ることができるでしょう。もう一つの方法は、自分たちで台紙を用意して作る方法です。最近は、各家庭にパソコンが一台はありますので、自分たちで写真を選んで台紙を作ることも決して不可能ではありません。
それが難しくても、データさえ持っていれば専門の業者にお願いをして格安で台紙を作ることも可能になります。このように、さまざまなバリエーションがあるためデータをもらうことができるスタジオはとても魅力的といえるでしょう。
最近は、札幌で写真撮影をするときにハウススタジオを選ぶ人が増えてきています。ハウススタジオの特徴は、もともと住宅だった場所を開業していることが多く、外の風景なども一緒に撮影できることです。そのため、自然の光を写真の中に反映することができより美しい写真撮影をすることが可能になります。
また、フォトスタジオと異なり、撮影する場所もかなりのバリエーションがあることが理解できます。例えば、階段で撮影をすることもできますが、庭に出て撮影することも可能です。お店によってはデータをもらうこともできるため、自分たちで台紙を用意して思い出の写真集を作成することも可能です。